大会が近づく中、熱心に練習するベルティーユ。 そして彼女を陰日向で支えるベグライターのアンと親友のエマ。 貴弘の指導により、三人は一層練習に励む一方、彼女たちの貴弘への興味は高まるばかり。

そんな中、青薔薇紋章家のお嬢様騎士、アリスが転校してくる。 彼女は、白薔薇紋章家のベルティーユとは幼馴染ながら、因縁のライバルであった! 久しぶりの再開ながら火花を散らすベルティーユとアリス、二人に巻き込まれる貴弘だった…。

ある日、事件が起きる。ベルティーユのベグライターであるアンが事故にあったのだ。 幸いにも軽傷とはいえ、大会が近い中でのアクシデントに悩むベルティーユたち。 休養することとなったアンはエマと共に、貴弘にベグライターの代役を依頼する。

複数の少女騎士たちから声をかけられ、誰のベグライターとなるか思い悩む貴弘だったが、 スィーリアの提案から美桜に一任する。 未だに『美桜のベグライター』として学園に登録されたままだったこともあり、 この名案に貴弘と少女たちも納得するが、美桜が決めたその方法とは――貴弘争奪の料理対決だった。

料理対決当日、いよいよベルティーユが手料理を披露しようとそのさなか、待っていましたとアリスが電撃参戦! 私の方が美味しいと、いつものいがみ合いに! 二人にフォークを差し出され、半ば強制的に食べ比べをすることになる貴弘。 そして、白熱した名勝負?の結果、貴弘はベルティーユのベグライターに決定することに。

料理対決では敗れたものの、とあるきっかけで貴弘に想いを寄せるアリス。 毎日のように貴弘の様子を物影から見つめるが、その都度ベルティーユと言い争いに発展。 貴弘は二人から引っ張りあいとなり、また別の意味で学園の女の子たちの注目の的となっていた……。

そして迎えた大会当日。順等に勝利を重ねるベルティーユ。 ついに本選へ勝ち進んだ二人の前に立ちふさがったのは――。